私は日本でしか仕事をしたことがありませんが、日本の仕事は無駄が多すぎると思います。
外資系などでは働いたことがありますが、「成果主義」の意識などを比較するとはっきり言って日本企業は「口だけ」だと感じます。
成果主義を謳っているのにもかかわらず、役職者を見ると30代後半や40代以降しかいないなんてこともざらです。
日本企業多くが実態として結局年功序列で待遇を決めていたり優秀な若い人がいない会社という事です。
昨今、外資系に人材が大量に流出していると耳にすることがあります。
それは当然だと思います。
前述のように「口だけ成果主義」であれば若い人は結果を出しても中々評価してもらえません。
外資系では「本当の成果主義」である会社も多いので能力のある若い人が外資に行くのは当然です。
そもそも、長く在籍している人は経験が長いので仕事が出来たり詳しくて当たり前なのです。
そして日本企業は無駄に無駄を重ねてあげる成果を評価します。
本当に無駄が多すぎて仕事がしにくいと思うことが多いです。
そして年功序列も「無駄」だと思います。
別に歳をとった人を蔑ろにしろと言いたいわけではありません。
仕事をしているなら、それに応じた給料を払えば良いだけです。
それまでの貢献度を考えて上乗せするのも悪いとは思いません。
しかし無駄な経費や人間関係のトラブルになっていることもあると思います。
基本給が高ければ高いほど、残業はさせないようにしましょう。
若い人が帰りにくい上に残業文化が根付いたり経費が増えるだけです。
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日本人の仕事の無駄
無駄な気遣い
日本で仕事をしていて「無駄な気遣い」が多いと思います。
その最もであるので「報告」「連絡」「相談」である「報・連・相」です。
この「報連相」は仕事において必要なのは当たり前の話であって、その「方法」こそが無駄に感じます。
一番は「メールを送ってから声をかける」という行動です。
中には「大事なメールは一言声をかけるのが当たり前」と言う人もいます。
これ、そもそもおかしくないでしょうか。
メールは連絡手段の一つなのに、わざわざ声をかけないといけないのっておかしいと思います。
「相手が見逃していないか」の確認かもしれませんが、本来メールを見落とさなければ済む話です。
見落としてしまってもその人が悪いだけであって、その人に責任を取らせれば良いと思います。
メールを見落として責められて逆ギレする人は他力本願過ぎると思います。
大量にメールが来て埋もれてしまう人は、その状況を改善するべきです。
メールを見落としがちな人は、見落とさないように自分で対策を考えるべきです。
在宅勤務やリモートワークも普及しているのにもかかわらず「口頭でも」が当たり前だと考えるのは時代遅れです。
今ではメールを使わない会社も海外にはあるくらいです。
「メール+口頭」は必要ない事が大半です。
そして連絡を2回もするという無駄な行為だと思います。
自分への連絡くらい自分で確認するのが当たり前ではないでしょうか。
あと、最期に書いておきますが尊敬されていたりすれば相手が自ずとメールを送った後に声をかけてくれますよ。
無駄な仕事ですが「相手に恥をかかせたくない」と慕われていればの話ですが。
資料や議事録
日本人はいちいち資料を作成させたり議事録を取りたがります。
後から誰も見なくなるような資料や議事録に一体どれだけの価値があるでしょうか。
エクセルやワードに依存し過ぎていて、不要な作業も非常に多いと思います。
自ら進んで作る資料は自分のために使えば良いですが人に依頼するのは無駄な資料が多いです。
あなたが作った資料、今は役に立っていますか?
あなたの議事録のおかげで誰かの仕事の精度が上がりましたか?
大体、議事録なんて時代遅れで音声データなど会議のやりとりを確実かつ正確に残す手段はいくらでもあります。
無駄な資料はあるのに肝心な作業手順書やドキュメントがない環境なんて非効率だらけだと思います。
誰も見ない資料を作る暇があったら日常の業務を標準化するべきです。
議事録のために誰かの時間を奪うなら、音声データにしてその人を解放してあげるべきです。
議事録のために一人分の工数を奪うのって本当に非効率だと思います。
コミュニケーション
日本人はコミュ障が多いと思います。
何も会話が苦手な人がコミュ障なだけではありません。
一方的に命令したり相手の意見を聞かずに頑固で融通の利かない人もコミュ障だと思っています。
ゴマすりで昇進したりするようなコミュニケーションも本来はいらない行動です。
なぜなら役職や立場を決めるのに、「人望」や「能力」と無関係な行動をしないといけないのは無駄だからです。
人望と能力があれば、少なくとも評価されるべき行動は多くあります。
そのような人はゴマすりで評価が変わるなんて理不尽で無価値な評価でしかありません。
また飲み会なども仕事に直接関係ないと思います。
私、会社の飲み会が大嫌いで断ることが多いです。
仲の良い人とは個別に行きますし、飲み会が嫌いなわけではありません。
少なくとも仕事のやり取りがきちんと出来ていれば飲み会で「親交を深める」ことなんて必要ないと思います。
ましてや、プライベートな時間を会社の都合で潰されるのは御免です。
日本企業の求める異常なコミュニケーションは本当に有害です。
黙って仕事をこなして、他人に迷惑をかけなければそれでいいと思います。
何か問題あるのでしょうか。
不要なコミュニケーションのせいで仕事の時間や個人の時間を消耗してしまっていると思います。
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口だけ成果主義
結局長く勤めることを評価
日本企業は本当に口だけ成果主義です。
しかし、ベンチャー系など勢いをモットーにしている会社であれば本当の成果主義である会社も多いです。
全ての日本企業に言えるわけではありません。
しかしほとんどが結局勤続年数で判断していると思います。
冒頭でも述べましたが、長く勤める人は仕事が出来て当たり前です。
むしろ、何年も在籍しているのに未熟な人の方がどうかしています。
そういった人の評価は問答無用に下げるべきです。
逆に1年や2年くらいで成果を上げたり実績を残した人をきちんと評価すべきです。
未だに納得できないので自分を参考例にしますが、私は中途1年目でプロジェクトマネージャを担当しました。
他の中途社員は知識のない分野で、当然ながら対応できるのが私しかいませんでした。
むしろ、その仕事を担当するために採用されたと言っても良いかもしれません。
そしてプロジェクトをWBS通りに完遂しでも評価は上がりませんでした。
完全におかしいと思いました。
周囲の年齢が上の人は私より高い給料を貰っています。
その彼らが出来ない事をやっても評価が変わらないって何が「成果主義」なんでしょうか。
結局、私が実績を残そうが残さまいが私が「1年目」だから評価しないのでしょう。
そして私も退職したわけですが、こんな仕打ちをされたら評価してもらえるところに行くのは当たり前です。
こういった会社ですが、社員の平均年齢が高い事が多いです。
一見、優良企業に見えますが実態は異なっていることが多いです。
ここまで書けば理解してもらえると思いますが、若い人が残らないので平均年齢が高くなってしまっています。
年功序列の恩恵をうけたおっさんばっかりの会社なのでほとんと未来がありません。
若い人が入っても辞めていく、そして年功序列を受け入れらる若手しか残りません。
モチベーションが高く成果報酬を求める若手はどんどん外に流出します。
そして会社は、会社に長く残った人を評価し続けます。
いずれ若い人のいない、若手のいづらい会社となって新卒や中途の若手がどんどん離れていく会社に陥るでしょう。
アピールさせるだけで評価しない
日本企業の賞与にも言えますが社員に自分を「アピール」させることが多いです。
理路整然と実績を明確にしても評価されることがないこともあります。
そもそも、アピールすることが成果主義に直結するのでしょうか。
アピールが悪いことだとは思いませんが数字を評価するべきではないでしょうか。
アピールしても評価されなければモチベーションを失ってしまって当然です。
私はゆとり世代なので「絶対評価」の世界で教育を受けてきたので甘いのかもしれません。
しかし、目に見える数字を残しても評価しないのはあまりに一方的ではないでしょうか。
数字を出しているのに評価していなければ当たり前ですが辞める人がいて当然です。
逆になぜ評価しないのか理解できません。
「数字を残せば給料が上がる」と社員が理解すればもっと数字を出そうとするでしょう。
そうすると、ビジネスはもっと加速して優秀な社員も増えます。
結局、給料を上げるリスクばかりが気になって評価することに対してシビアになりすぎています。
挙句、年功序列で給料を上げるので悪循環するに決まっています。
成果主義と言いつつ、実態がこれでは愛想も尽きるでしょう。
「口だけ成果主義」にするくらいなら最初から「年功序列」と言った方が良いのではないでしょうか。
外には「成果主義」と言う
正直に言うと、日本企業の「うちは成果主義です」と採用市場で口にして詐欺まがいの事をしている会社が多いです。
若い人ほど「実績を作って高い給料が欲しい」と思っていることが多いと思います。
20代で高給取りはモチベーションでもありステータスでもあるからです。
若手が不足している会社は表向きだけ成果主義を謳い騙して採用しています。
本当に詐欺だと思います。
入ってみたら3年間で基本給が1万~3万くらいしか変わらないなどあると思います。
日本企業を激しく批判しますが、そうやって若い人の時間も金も無駄に使い倒さないでください。
そんな仕打ちを受けるなら、きちんとした成果主義の会社で充実した時間を過ごすべきなのです。
会社の都合や仕事ばかり優先して人の人生を無駄にしないでください。
もちろん、入社するのは本人の意思です。
しかし社内の実態は入社前には分かりません。
面接などで「成果主義です」と言われたことを信じて入社しているのです。
「口だけ成果主義」とは採用市場で若い人に嘘をついて騙しているだけに過ぎません。
辞められるのが怖いだけ
日本の企業が成果主義になりきれないのは「社員に辞められたくない」からです。
必要以上に恐怖している印象すらあります。
成果主義にすることで、お金につられて結局他社に転職されてしまっては払った給料が「無駄」だと感じることも一つの要因です。
だから人が辞めていくのです。
必要な人に必要なだけお金を払わないのに、「辞めて欲しくない」はおかしくないでしょうか。
また転職したりヘッドハンティングで流出するのが怖いのであれば尚更きちんと報酬を支払うべきでは?
その会社でその報酬で満足していれば残ってくれる社員もいます。
会社の利益しか考えずに報酬をきちんと渡していないのが問題ではないでしょうか。
また同じ水準の社員を同じ報酬で採用すれば良いだけではないでしょうか。
外資系なんでヘッドハンティングで大手間での転職など当たり前のようにあります。
中小では払いきれない報酬であれば、外に出て行ってもらうしかありません。
それでいて残って欲しいと思うなら、それこそ優秀な人を「安くこき使いたい」のでしょうか。
働く人を馬鹿にしすぎな会社が多いと思います。
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最後に
日本の仕事の「無駄」と日本企業の「口だけ成果主義」について書いてきました。
これらに耐えられる人は会社員を続けるべきだと思います。
会社に行くだけで給料が貰える会社員ですので、我慢しつづけることが出来れば良い職種だと言えます。
私は今フリーランスですが、他人ではなく自分で給料を決められるのでそこには大いに満足しています。
また、上司もいないので無駄な仕事もなければ細かい仕事は外注しています。
会社員と違って信用は低く支出も増えていますが、それ以上に収入があるので問題はありません。
本当に「口だけ成果主義」で若い人を騙し続けるのは辞めて欲しいです。