先日、湯河原のプールでスキンダイビングのトレーニングを受けてきました。
スキンダイビングはダイビングとは違い、潜るための専用の機材を身につけず潜水します。
伊豆諸島の観光で何度か海に潜っていますが、本格的に頑張ってみようと思いスクールに行ってみました。
結論から言うと海で楽しく潜りたい人はトレーニングを受けた方が絶対に良いです。
もちろん、小さいころから海と生活しているような人は必要ない人も多いと思います。
しかし、水泳を習っていた人や運動が得意な人はトレーニングを受けた方が良いと言えるでしょう。
実際に水泳を習っていたことがある私ですが今回は様々な苦戦もありました。
そこで今回は湯河原プールでのトレーニングで習得した潜水のコツについて素人ながら紹介したいと思います。
潜水のコツを文字に書き出しますが、当然ながら実際に出来るかどうかは別です。
気になったり、海に潜るのに不安がある人はトレーニングを受ける事をお勧めします。
また「スキンダイビング」ですが海外では同じく潜水機材を使用しない「フリーダイビング」と呼ばれる事が多いそうです。
「素潜り」も同じような意味合いですね。
本記事では最後には湯河原のちょっとした観光についてご紹介しておきます。
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Contents
そもそもスキンダイビングって?
用意するものはスノーケリングと一緒
スキンダイビングの格好ですが、スノーケリング(シュノーケリング)と一緒です。
夏場は水着にマスクとフィンを装着して水中を移動しながら楽しみます。
10月以降は海に入る場合は肌寒いのでウェットスーツが良いでしょう。
用意するものは一緒ですが潜るか潜らないかが違います。
スノーケリングは水面付近を呼吸しながら泳いで海中を眺めるようなやり方です。
海が苦手な人でも「水抜き」が出来ればそれほど難しくないです。
しかしスキンダイビングは「ダイビング」なので息を止めて潜ります。
スノーケリングとの環境の違い
一見、水面付近と水中では大差ないように思える人もいるでしょう。
スノーケリングも多少は海に潜れるので「ただ潜るだけ」と思いがちだと思います。
実際に私がトレーニングを受ける前までそうでした。
しかし水圧の影響が圧倒的に違います。
1mや2m程度でも全然、水中での体に対する影響が異なります。
水圧の影響を受けるのはもちろん体内です。
スキンダイビングをするには「耳抜き」が出来た方がより潜れる時間が長いです。
スノーケリングで「耳抜き」が必要になることは少ないと思います。
しかし潜水する場合は必ずといっていいほど、耳の膜が張った感覚に陥ります。
人によっては痛みに近い事もあるので思い描いているような潜り方が出来るとは限りません。
息を止められる時間が重要
スノーケリングは呼吸しながら楽しめますがスキンダイビングは呼吸を止める必要があります。
少しだけ潜るのであれば30秒程度でも問題ないでしょう。
また、当然ながら長く息を止めていられる方が潜れる時間は長くなります。
息を止められる時間の中でさらに酸素の消費を抑える効率的な動き方がも重要です。
水中では酸素の消費を少なくすることで活動の幅を広げることが出来ます。
スノーケリングでは浮いている状態なのでリラックスしやすいですが、水中では緊張してしまう人もいるでしょう。
単純に慣れの問題ですがこういった緊張状態であるだけでも酸素は消費されてしまいます。
つまり息を止められる時間が長いに越したことはありません。
しかし無理するのは一番良くないです。
水中で酸欠になってしまうと体も沈んでしまいますので、余裕をもって水面に上がれるだけの肺活量があるのが一番です。
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実際のトレーニングと習得を早めるコツ
最初はフィンの正しい使い方を学ぶ
いきなり潜水トレーニングを開始するわけではなく、正しいフィンの使い方から学びます。
図や言葉で書き連ねても実際に出来るかはやってみないと分からないのがよく分かります。
フィンの大きさにもよりますが、上手く泳ぐポイントは以下になります。
- 水中で姿勢を真っすぐにする(少し反るくらいでもいい)
- 太腿から足を動かす
- 出来るだけ大きくフィンを動かす
- リラックスして上半身は力を入れない
しかし、いきなりは難しいので初心者としての助言を書くとすると手は絶対に動かさない事です。
リラックスした状態になれば自然に出来るようになるので、最初は体の力を抜いて姿勢を整えて足を動かすのが良いでしょう。
慣れていないない人は脚の関節でフィンを動かし気味なので、関節で推進力が出たら力を抜けば自然と太腿で漕げるようになります。
またフィンは大きくなればなるとほど当然ながら水の抵抗を受けるのでパワーが必要になります。
ジョギングなどで下半身を少し鍛えてからチャレンジする方が疲労感もなく強く泳ぐことが出来ます。
フィンで水をかいている感覚がつかめると、大きく動かしたり早く進めるようになります。
この4つが出来れば水中での素早い移動が出来るようになると思います。
浅い場所から潜る
フィンの正しい使い方をマスターしたら次は潜るための練習になります。
潜るのは水泳経験のある人であれば簡単そうに思えますが、実際の海は体浮きやすいのもあって苦戦する人もいるでしょう。
浅い場所での練習ですが、そのまま深い場所でも同じ方法で潜れます。
深さによってスキンダイビングの潜り方も変わらないのでプールでも一緒です。
浅い所で練習して深い所で本番のような形です。
潜る際には「潜るための姿勢」を整える必要があります。
ポイントは以下になります。
- 上半身をしっかり底に向ける
- 手で水をかきながら足を上にあげる
- 手でかいた推進力が残っているうちにフィンで水をかく
一番大事なのが、最初の上半身の姿勢です。
斜めになったりすると体が浮いてしまいやすいので、失敗する事が多いです。
そして潜る際には手で水をかいていきますが、出来るだけ体を立てるように足を水面から出す感じで体を「縦」にします。
そするとフィンの重みで少し体が沈むので推進力があるうちにフィンで水をかきます。
この3つの動作はスピーディーに連続して実施する事でスムーズに潜水できます。
1つ1つの動作に時間をかけると水の抵抗を受けやすくなります。
最初の「上半身をしっかり底に向ける」をきちんと実施するところだけゆっくりやっても良いでしょう。
深い場所で潜る
深い場所ですが、概ね3m~5mほどの場所になります。
あまり深く感じないと思いますが潜る練習をすると結構、そこまで行くのは難しいです。
この深い場所ですが、前述した通り「水圧」の影響を受けやすいです。
潜水する際のスピードやどこまで潜るかでかなり苦労する人もいます。
深い場所ではどちらかと言うと、動ける幅が多いので水中での動きの練習になります。
水中で「耳抜き」をしたり、回遊してみてどれだけ水中にいられるかを確認します。
また水圧の変化で頭痛が起きたり「酸素欠乏症」と呼ばれる症状が出たりします。
日常生活で普段から潜っている人は良いですが、たまに旅行に行くくらいであれば酸素のない環境での行動はほとんどありません。
簡単に言えば「耐性がない」状態です。
なのでスキンダイビングや素潜りに興味のある人は、いきなり現地でトライせずにトレーニングを受けておくことが大切です。
そして深く潜るためのポイントは以下になります。
- 体に変化があったら無理をしない
- スピードに乗ってフィンで一気に潜る(ゆっくりは難しい)
- 水中で耳抜きを出来ようにする
やはり水圧の変化がすごいので無理するのは一番良くないです。
体の変化が気になる場合は深く潜らずに慣れるまで徐々にチャレンジしましょう。
また潜る際は一気に潜って、耳抜きが出来ると快適に水中に留まる事が出来ます。
あまり良いアドバイスになりませんが、トレーニングを受けると上記については半日でマスター出来ますよ。
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湯河原で楽しんで帰る
日帰り温泉
湯河原ですが当然温泉があります。
下っていくと色々な温泉宿がありますが、今回は探索だけにしておきます。
東京からは日帰りで行ける距離なので日帰り温泉にしたいと思います。
観光する時間はあまりありませんでしたが私は日帰り温泉の「ホテル城山ラドンセンター」に寄っていきました。
大人は「1350円」で日帰り温泉が出来ます。
温泉は4種類、入る事が出来て中は結構綺麗な造りになっています。
1800円と少しお高いですが「海鮮丼」もあるので湯河原に旅行する際は寄ってみても良いでしょう。
私は他で食事をしました。
食事
おすすめの食事処については紹介しませんが食べたものだけ紹介します。
湯河原の駅前にはそれほどお店もないのですが、せっかくなので魚介を頂きました。
トレーニング後に温泉に入ったのでお腹もすいていましたので美味しかったです。
(ただし高かった)
トレーニングを終えて少しだけ観光をして楽しい一日となりました。
あとはもう酔っぱらって帰るだけです。
最後に
ここまで湯河原でのスキンダイビングのトレーニングについて紹介してきました。
文字にしていてもやはり実際は難しい所がありました。
特にフィンの正しい使い方はしっかり専門家に教えてもらうと習得も早く、そしてよりスムーズに使えるようになりました。
慣れてくると「水抜き」も「耳抜き」も状況に応じて自然と出来るようになるので意識することもなくなりました。
また湯河原も楽しかったです。
もしスキンダイビングが未経験で興味がある人は絶対トレーニングを受けてから現地に行くのが良いと思います。
観光地ではあまりレクチャーに時間をかけないので、数時間、自分が納得できるまで練習すれば本当の泳ぎ方を身につけることが出来ますよ。