こんにちは。
私は転職やフリーランス、派遣社員を経て多くの企業で仕事を経験してきました。
嬉しいことながら、ヘッドハンティングのように「採用させてほしい」といった話も頂いた事もあります。
そんな経験の中でどうしても転職活動をしている際に企業に対して思う事があります。
別に私が特別で優秀な人間であるわけではありません。
ですが、それでも違和感を感じたりおかしいなと思っている事があります。
なのでタイトル通りに少し上から目線で物申したいと思っている事を書きたいと思います。
おそらくこれを目にした人は私と一緒に仕事をしたくないと思う人が多いかもしれません。
もちろん、現実の採用の場では口にしませんので、実際に出会っても私だとは分からないと思います。
特定企業の誹謗中傷がしたいわけではなく、採用の場で感じている事を書きたいと思います。
個人的な経験則と価値観ですので、決して正しい考え方とは限りませんがご紹介したいと思います。
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Contents
中途採用に上から目線で申したい事
企業側が一方的に選別しすぎ
中途採用で毎回思いますが、企業側が一方的に相手を選別しすぎていることがあります。
売り手市場ではあるものの、そのように振る舞う会社は多いです。
今回はあえて上から目線で言うので少々キツく書きたいと思います。
その会社の仕事に対してオーバースペックな求職者に対して「取ってあげてもいい」みたいな態度は本当に良くないです。
私はIT関係で設計・構築・運用全てきちんと実績を作ってきたつもりです。
また、ストレージからミドルウェアまで幅広く技術的な知識もつけてきました。
あくまでITの知識ですので、別の職種でも似たような人はいるでしょう。
求人のレベルより高スペックを求めるわりに上から目線で求職者を選別するのは嫌な気持ちにしかなりません。
言い方を変えれば、「身の程を知れ」です。
そんな態度だったら求職者側から「こちらから願い下げ」になるのが当たり前です。
別に「どうしてもうちの会社に来てほしい」と頭を下げろと言いたいわけではないですが、「採用してもいい」と言われるより「一緒に仕事をしたい」と言われた方が良い印象に決まっています。
人を求める割に選別し過ぎるのは本当に悪いと思いますし、程度を考えた方が良いでしょう。
簡単に年収を下げてくる
転職で年収が上がる人と下がる人がいますが、実態は後者の方が多いのではないでしょうか。
理由は分かりやすいのですが、前の会社ではその会社での実績込みの給料のため能力に応じた給料とは限らないためです。
定期昇給などで実力と関係なく給料が上がっている会社もあるでしょう。
しかし、それでも年齢などを理由に平気で前職より低い年収を提示する会社があります。
これも先ほどの理由も抱き合わせで「取ってあげてもいいからこの給料」な気がします。
給料を下げてまで転職するのは、相応の事情がある時だけで大半の人は嫌がります。
また先ほどの理由と一緒で間違いのないスキルがあるのに何かと理由をつけて給料を下げようとします。
一番多いのは見込み残業で年収を水増しして提示する事です。
酷い会社だと残業毎月40H見込みで500万とかです。
結局、基本給だけにしたら下がってしまった、という人もいるでしょう。
確かに採用するまでその人のスキルが本物かは分かりませんが鼻っからコストカット前提なら内定辞退されても文句は言わないでくださいね。
なんというか、セコイというか肝が小さいというか、求人出しているわりに何か違うと思ってしまいます。
「どうしても欲しい人材」や「採用したい人材」であれば企業側の誠意も必要ではないでしょうか。
どこの会社も必要以上にスペックを求めすぎ
中途採用するのであれば、確かに他社で実績も豊富な優秀と言える人材が欲しいと思います。
それ自体は当然の事ですし、転職する人の中にもスキルに自信があって転職する人も多いです。
ですが、過剰にスペックばかり求めても結果がポジティブはどうかは、やはり仕事の内容によると思います。
スペックを求めすぎて実業務では宝の持ち腐れになってしまえばまた転職してしまいます。
優秀な人を買い叩いて、その人の能力が活きない仕事やそれに満たない業務内容の場合、本当に優秀な人はやりがいなどを失ってまた退職します。
優秀な人間を会社においておきたい気持ちも分かりますが、結局のところそういった人のスキル自体を「置いておく」事をしてしまうのは良くないです。
はっきり言うと業務内容に応じた人を採用すべきです。
極端な話、ITコンサルの人に事務をさせるな、という感じですね。
事務なんだから事務が出来る人を採用すべきです。
必要以上にオーバースペックを求めても実際に業務に即さなければ本当に意味がありません。
また、このような事態になるよりは「頑張ってその仕事をやりたいです!」というような前向きな人を採用した方が長く在籍してくれると思います。
優秀な人は仕事を見つけるのが簡単です。
なので能力も大切ですが、過剰なスペックよりも前向きなメンタリティを持った人採用した方が会社のためになる事の方が多い気がします。
本当に求人内容で求めるスキルレベルは高いのに年収が見合っていない求人が多いです。
中小企業であれば、そのような対応になってしまうのかもしれませんが、それでは大手に人が流れて終わりです。
スキルに見合った年収と業務を用意してから求人に出してほしいです。
変な言い方ですが「詐欺求人」みたいに実際に働くと「違う」と思う事も多々あります。
嫌味を言う採用担当は損しますよ
採用担当者でたまに嫌味を言う人がいます。
正直、面と向かって求職者とはいえ、赤の他人に失礼な事を平然と言える時点で人間としてはダメだと思います。
私が実際に言われた嫌味は以下です。
「うちの社員はもっと優秀だよ?」
「何でもっと勉強しないの?」
「君のやりたいことはうちじゃできないんじゃないかな」
一番最後のは少し違いますが、「こちらの会社で働いてみたい」と思って面接したのにも関わらず、「勘違いしている」ような言い方で否定される事がありました。
他の2つは論外ですね。
正直、ここまで書いてきた「上から目線」そのものの発言です。
ではなぜこのような発言で後悔するのでしょうか。
私は根に持つタイプなのでビジネスの場でそれらの会社と接した時に冷遇させてもらいました。
派遣の時は面接ではないので採用担当に会いませんでしたが急な契約のお願いを「断固拒否」させてもらいました。
炎上していたあの案件はどうなったんでしょうね。
全くもって助ける気にはなりませんでした。
人脈や人付き合いってどんな形で還ってくるか分かりません。
別に「採用しなかったことを後悔しろ」と言いたいわけではなく、「相手にどう思われたか」を考えて欲しいだけですね。
良い会社アピールが強いと逆に不安
自分の勤める会社を良い会社だと思うのは素晴らしい事ですが、過剰なアピールは逆に「何かを隠そうとしているのか」と思ってしまいます。
「働き方改革で在宅ワークOKです!」みたいな求人に関しても入社してみたら「特定の部署のみ」とかあります。
これ、一種の詐欺だと思います。
良い所も悪い所も素直に教えないと結局また辞めますよ。
みんなが幸せで働きやすい会社はそうはありません。
どこの会社でも多かれ少なかれデメリットは必ずあるはずです。
しかし、まるで真っ白なホワイトカラーであるように強調する企業もあります。
どちらかと言えば悪い事の方が求職は知りたいと思います。
これに関しては、きちんとデメリットを話せる会社は一生出てこないでしょう。
誰だって嫌ですからね、悪い事を知られるのは。
ですが、隠したところでそれがバレれば中途採用者はまた転職するだけです。
なので必要以上に期待させずに実態に見合った会社アピールをするべきだと思います。
「期待外れだった」と採用した人に思われる方が残念な気がします。
中途採用者が定着しない会社はこのような振る舞いが多い気がします。
期待値が上がると、現実がそれに即していなければいないほど退職率は上がっていくでしょう。
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最後に
ここまで「上から目線」で企業の採用について書いてきました。
本当に採用担当者に「上から目線になるな」と言いたいわけではないですが、求職者が「働いてみたい」と思わない会社の特徴だと思います。
スペックの問題は本当に大きいと思います。
求職者にはスペックを求めて報酬が見合っていない会社は多すぎです。
私は年収500万以上ありますが、それでも逆オファーで「年収350万」を飛ばしてくる会社もいます。
そんなの応じるわけがないでしょう。
断るエネルギーすら割きません。
誠意も何も感じないので無視されて当然でしょう。
個人的な経験から最後にまとめると「優秀な人はそれに見合った仕事と年収」でないとすぐに辞めますし、「仕事のレベルに見合ったやる気のある人」を採用した方が会社のためになるでしょう。
年収が下がっても前向きに転職してくるのは「理想の会社」や「憧れの会社」に入る時だけです。