こんにちは。
「生き急ぐ」とは何でしょうか。
その定義について、白黒はっきりつけられる明確な定義は存在しないような気がします。
しかしながら、「生き急ぐ」という言葉を、漠然と感じる人や行動はあるのでこういった言葉が存在しています。
では、「生き急ぐ」人とはどういう人でしょうか。
- 何かに追いかけられているように感じる人
- 常に何かをしないといけない人
- 自分のために自分にノルマを課す人
- 目の前の事に全力な人
「何かに追いかけられる」というのは、おそらく目標であったり夢を叶えるために行動を起こしている人でしょう。
他人から見ると、なぜそんなに頑張っているのかと感じる事もありますが、バイタリティを高く保ち一直線に走り続けています。
また、「常に何かしないといけない」というのは、いつも予定が一杯であったり、休んでいる姿をあまり目にしない人です。
会社員として働きながら、飲み会を毎日のように企画していたり、集まりに参加したり。
レスポンスが早い時と遅い時で差があり、だいたい何かに時間を取られているタイプではないでしょうか。
「自分自身にノルマを課す」というのは完璧主義者にありがちな事だと思います。
本来の自分像を持っているので、「これが出来るのが本当の自分である」と定義する事で「ならばこれは出来ていないとだめだ」と思う事でノルマが生まれます。
本来、理想を高く持たなければこのようなノルマはありませんよね。
「意識高い系」と称される人たちにも共通していて、実力が伴っていないが目標は高いタイプですが、実現性が高くスキルが高い人も多いです。
「目の前の事に全力」は、そのままでも今すぐ終わらせる必要な事でない事や、長期的に見て無理のない範囲でやれることに対して執着するかのように取り組む人です。
事業を起したいがために、土日祝日家から一歩も出ずにのめり込むタイプです。
要は、「長期的に準備をしても実現すること」を「早い方が良いから先行投資する」事です。
こういった姿は生き急いでいるように見える事があります。
今回は、そんな生き急ぐ事について書いていきたいと思います。
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Contents
生き急ぐという事
将来へ不安を感じている
目の前の事に全力に取り組んだり、将来の事を考えて自分に目標設定をする事は良い事です。
他者と比較して、短期間で優秀なスキルや立場を手にするためには一定の実績や能力が不可欠です。
そういった意味では、時間を有効に活用し効率良くスキルや意識を高めていくのは良い事で将来を豊かにします。
不安を感じる事は決して悪い事ではないのです。
それが鬱病のように、理不尽な不安や理由のない漠然とした焦燥感であればより不安を煽られます。
しかし、将来像や収入に関して不安を感じ、それを払しょくするための「自分のやるべきこと」を見出すのは素晴らしい思考です。
人によって考えてもいない事なので、こういった考え方が出来る人は趣味やビジネスにおいても流用できる考え方だと思います。
今動くことで将来のリスクを減らせるのであればそれはやるべきです。
何も考えずに景気の変動で給料が変わってしまうより、景気の変動を受けても影響を受けない能力や収入を維持するのは人生を生き抜いていく中では必要な事です。
必要ではありますが、必須ではありません。
不安が無く普通に生きて生きた人が、そのまま生きていくのであれば必要ありません。
「生き急ぐ」行為は、あくまでも自分の中の目標の達成や不安を払しょくするための行動と言えるでしょう。
時間が有限である事を理解している
追いつめられているように見える理由は、「常に忙しそう」や「常に何かしている」という行動からです。
それらの人は、時間を効率良く使う事や限られた時間に生産性を求めています。
例えば、通勤時間にただ眠るよりは本を読む人もいれば、仕事をする人もいるでしょう。
また、若いうちに色々と経験しておくべきだと、休日は全て予定が入っていたりします。
時間が有限であると感じると、ゲームをしたりただゴロゴロしたりする時間が無駄に感じます。
ある人がゲームをしている間は生産性はありません。
ある人が起業家のセミナーに行っていれば将来起業するという選択肢が増えます。
時間の使い方によって有益な情報が得られたり、将来の収入の上昇につながります。
時間が有限であることを知ると、自分の人生を豊かにするための時間の使い方になると思います。
後述しますが、ではゲームをしている人の時間の使い方が損かと言えば、全くもって間違いです。
損得の感情で時間の使い方も決まりますが、娯楽で時間を消費する大切さもあります。
目標に向かって一直線
「生き急ぐ」という事についてはやはり「目標」という言葉が必須だと思います。
「いつ」までに「何」を「どうしたいのか」を認識する事で、何かに取り組む事がスピーディーになります。
なぜなら「3年後」までにと目標を立てた時、それが「1年後」に達成できれば、「目標」を大きく上回る速度に満足します。
また、「3年」という目標を超過することなく達成した安心感もあります。
先ほど「将来に対する不安」について書きました、それは逆に「今達成した安心感」を得るためのものでもあります。
安心する事で、頑張った自分を評価し、承認する事で「自己満足」を得る事が出来ます。
また、「自己満足」ではなくアウトプット出来る事であれば外部からの評価も得る事が出来るでしょう。
「目標」がある事で「絶対に失敗したくない」という気持ちから焦燥感に駆られている状態でもあります。
確実な成功のために焦燥感がある事で、行動が早くなり時間を優位に利用しようとします。
その結果、「忙しい」状態が続く事もあります。
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生き急ぐことの危険
燃え尽き症候群
「生き急ぐ」という言葉のまま、生きることを急いでしまうとどうなるのでしょうか。
時間を圧縮する事は出来ませんが、他の人が10年かけて続けたことを、1年で達成してしまうと、それが急いだ結果であれば「目標」がなくなります。
もちろん、目指そうと思えばビル・ゲイツ並みの年収など到底成し得ないような目標設定も出来ます。
しかし、誰しもがそのような目標を持っているわけではありません。
生き急いだ結果、目標に到達してしまった事で「燃え尽き症候群」になる可能性があります。
スポーツ選手などにも良くある事だと思います。
世界を目指し、若いうちに頂点に立ってしまうと、そこから先は「継続」になります。
通常な精神ではそれは無理なく出来る事であり、「継続」が目標になります。
しかし、生き急いでしまうと「目標」を達成した事で「安心感」に満たされてそこから先が無くなる事もあります。
「目標」があるからこそのパフォーマンスであり、手に入ってしまった瞬間に「目標」を失った「喪失感」が生まれる事もあります。
そうなると本来の能力や自信がなくなっていき、活動意欲が低下して生活に支障が出る事もあります。
理想を追い続けて精神も追い込まれる
先ほど、ゲームについて書きました。
確かに、ゲームをしているより株式投資の知識を身につけたり運用したりする事に時間を使った方が将来豊かになる事もあるでしょう。
それは事実で、お金が動くというのは生産性に直結します。
しかし、そういった行動に追い詰められていく事もあります。
株式にのめり込むあまり、本業が疎かになったり、起業するために何かを疎かにしたり。
成功することを優先するあまりに休む時間や何でもない時間を放棄している人も多いと思います。
では、ゲームをする人はどうなのでしょう。
それは不安など関係なく好きな事をするためだけに時間を使っています。
この行為ですが、ストレス発散やリフレッシュに大いに効果的であります。
お金が絡む事に関しては、多かれ少なかれ不安やストレスを感じやすいです。
それが無意識である事もあります。
何もお金やキャリアが全てではありません。
常に全力で走っている人も疲弊する前に心を休めないと、精神に亀裂が入ってしまうと一気に崩壊していきます。
何十万、何百万と損を出して一気に転落する事もあります。
ゲームをしている人はそんな事にはなりません。
(ゲームでのトラブルや迷惑行為はもちろんありますが)
時間の使い方には、金銭的な損得もありますが精神的な損得もあるという事だと思っています。
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最後に
「生き急ぐ」という事について書いてみました。
何も私が書いたことが全てではないと思っています。
そして、そんな私も「生き急いでいる」人間の一人であると思います。
正直、疲れてしまい何も出来なくなる日がどんどん増えています。
かつてほど、生き急いではないのですが「今のうちに何かしておく事が大切」と基本的に先行投資の考え方に支配されています。
グダグダ寝ていたりしても良いのですが、起きたからには何をしないとと思ってしまいます。
ここら辺は、きっとしばらく治らないと思います。
ただ、気分が良く普通にTVを見て楽しいと思ったりしたら感情のまま時間を使います。
しゃべくり007を1年ぶりにちゃんと見てそう思いました(笑)