私はアトピーを患っています。
発症したのは生まれてすぐなので、人生を共に歩んでいる病です。
アトピーの語源が「よく分からないもの」に由来するように、アトピーの症状が出るとき出ない時、きっかけや対処については対症療法的に変えていたりします。
理由が分かる事もありますが、そもそもの原因は分かりません。
そこでアトピーの治療に用いられる薬ではステロイドの他にプロトピックがあります。
プロトピックは危険!といった情報やこの場合はプロトピックを使うべき!と書いている情報もあります。
これは前提の話になりますが、完治した例があるからと言っても方法論は同じと限らないと思います。
アトピーに関しては、こうすれば治る!といった論理的かつ医学的に根拠のある手段は無く完治者の経験談を元に対処していると思います。
なので基本的には、情報が錯綜していて正しい答えにたどり着けていない人も多いと思います。
アトピーというのは、顔という人前に晒す部位に出やすいのでストレス性が高い病気です。
他に首、胸、主に関節です。
出来る事なら完治して、必要以上にケアする必要もない普通の生活をしてみたいと願っています。
そこで今回はプロトピックについて個人的に書いていきたいと思います。
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Contents
プロトピックの効果
赤身や軽度のカサカサには有効
実際に私が使っていますが、まだ重度ではない状態ではかなり効果的です。
副作用の灼熱感はまた後程書きますが、なんだか痒くなりそう。。と感じたタイミングで使用しています。
基本的にアトピーの原因は異常なヒスタミンの分泌です。
プロトピックも免疫系の薬なので、塗っている間にアレルゲンを体外に排出する事でアトピーの症状が改善します。
薬を止めた後にすぐ再発するのは、症状の原因が取り除かれていないからです。
これはアトピーに限った話ではないと思います。
割と劇的に赤みが消えたりするので、誰かと約束がある場合は2日くらいからプロトピックを使用しています。
所謂、プロアクティブ療法です。
発症する前に対処しています。
特にプロトピックは、ステロイドと違い正常な肌からは吸収されないので、異常をきたす兆候がある部分のみ対処できます。
これはプロトピックの魅力であり使い方としても良いと思っています。
ステロイドの副作用を緩和出来る
ステロイドを使用すると、肌が薄くなることと免疫を低下させる関係から、黄色ブドウ球菌などに感染しやすくなります。
見た目は赤ら顔で、傷がついたら細菌感染でジュクジュクになります。
こうなると、病院で抗生物質を貰い感染症を治しながらステロイドで、内外共に治療する必要があります。
しかし、プロトピックは逆に赤ら顔が治ります。
これはアトピーでは無い人には分からないと思いますが、顔が赤い時は人前に出るのが億劫です。
そして、うつ病の原因になりやすいです。
顔のアトピーというのは、他人が思っている以上に重要でストレスです。
ステロイドのせいで顔が赤くなり、会社に行った時に「大丈夫?二日酔い?」なんて言われたこともあります。
ステロイドで異常にツルツルしたビニール肌になっても傷がなければプロトピックで元に戻ります。
発がん性など色々言われておりますが、そもそも将来がんになるより今を楽しめないのが嫌なので私は使用しています。
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プロトピックのデメリット
灼熱感は人によっては無理
私は一度、成人用のプロトピックで挫折しました。
あの灼熱感は逆にかゆみを増幅させていました。
なので、今は小児用のプロトピックを使用していますし、十分対処できています。
小児用でも灼熱感はそこそこあります。
塗ってすぐというよりは、翌日の朝のシャワーなどで猛烈に感じます。
基本的に塗るのは寝る前ですが、その時点ではそうでもありません。
以前挫折した時は、灼熱で夜中に起きて掻き毟ってしまいました。
こうなるともう悪化の道をたどります。
よくその経験からまた使うようになったと自分でも思います。
なので、一度塗って耐えられない人も多いですし、逆に私のように小児用で慣れて効果があれば使用していく事も出来ると思います。
あとは、灼熱感はずっとあるわけではありません。
私は2日か3日で灼熱感が消えます。
消えたタイミングで塗るのを辞めています。
灼熱感がある時=皮膚に異常がある
と捉えるように使っています。
傷があるときは絶対塗ってはいけない
これも良く言われる話です。
塗るタイミングとしては、乾燥してきたタイミングや落屑があるタイミングだと思います。
強烈な乾燥というのは、保湿では改善しない事が私の経験では多いです。
理由は炎症による乾燥だからです。
傷になる前にプロトピックを塗れば改善しますが、傷がある状態で塗ると灼熱感で痒みが増幅します。
ヒスタミンという悪魔は、引っ掻けば引っ掻くほど気持ち良い信号を脳に送るので、一度火が付いたり就寝中など無意識な状態では歯止めが利かなくなります。
私もこれで一度失敗しています。
加えて言えば、ステロイドもプロトピックも免疫を抑制するため感染症にかかるリスクが高くなります。
塗るタイミングなどは間違えないようにする事と、爪などをこまめに手入れして傷が出来ないようにしていかないといけません。
本当にアトピーのケアとは時間を使いますね。
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最後に
プロトピックについて書いてきました。
メリット・デメリットは様々なサイトで紹介があるので本当に今更です。
発がん性など不安を煽る内容もあったりしますが、先ほど書いた通り、私は将来より今すぐに1秒でも早くアトピーを治す方法を探しています。
人によって脱ステロイドや脱保湿を勧めていますが、仕事をしながらは中々出来ません。
アトピーが顔に出ようものなら引きこもりたいくらい鬱に苛まれます。
ですが、それで治るならいつか出来れば良いなと思います。